BLOG業務改善
小売店の在庫と店舗受取を連携|売り越しを防ぐ業務設計
店頭販売と取り置きが別々に管理されると、画面では在庫ありでも実物がない状態が起きます。販売可能数、引当、受取、戻しを同じ流れで扱います。

先に結論在庫数だけでなく、引当中、受取待ち、販売済み、戻しを分け、店頭とWEBの重複販売を防ぎます。
在庫の正本と更新時点を決める
POS、在庫表、EC、取り置き台帳のうち、どの数を正本にするか決めます。商品コード、店舗、棚、更新時刻を揃え、担当者の手入力による差を見つけます。
連携前に実在庫とシステム在庫を棚卸しし、差異理由を記録します。既存データを上書きせず、テスト用の複製で件数と数量を照合します。
販売可能数と引当を分ける
実在庫から、受取待ち、修理預かり、返品確認中などを差し引いた販売可能数を表示します。フォーム受付だけで商品確保と誤解させません。
引当には期限を設け、受取、延長、キャンセル、期限切れ戻しを履歴にします。同じ注文を二度処理しない一意な受付番号を使います。
通信失敗でも二重計上しない
POSや受取画面の通信が切れた場合は、未送信、送信中、完了を表示します。再送時も同じ取引IDを使い、販売数を二重に減らさないようにします。
店頭価格、WEB表示、割引、税、返金は現行ルールを担当者が確認します。金額計算や返品条件を開発側だけで変更しません。
スタッフごとの操作を絞る
販売、引当、取消、棚卸、在庫修正を役割別に分けます。数量の直接修正には理由と承認者を残し、大量出力や削除は管理者へ限定します。
テストでは同時購入、最後の1点、店舗間移動、返品、期限切れ、CSV出力を確認します。合計数だけでなく商品別と店舗別も照合します。
相談前にそろえるもの
- 在庫の正本
- 商品・店舗コード
- 引当期限と戻し
- 価格・税・返品ルール
- 通信切れ時の再送
全部そろっていなくても構いません。分かる範囲を確認し、業務ルールや金額に関わる部分は担当者と一緒に決めます。